「夫(妻)が浮気しているかもしれない!」と悩んでしまったら、探偵社に浮気調査を依頼することを考える人が多いです。
しかし、浮気調査を依頼する人の心情は千差万別であり、なぜ浮気調査を実施(依頼)しようと思っているのかは大きく分けても4つの理由があります。
浮気調査の前に目的をハッキリさせておくべき理由
浮気調査の目的は「浮気の有無を確認し、その証拠を確保する」ことですが、浮気調査を開始する目的は人によって異なり、浮気調査を開始する目的を調査開始前に明確にしておくことをおすすめします。
なぜなら、浮気調査の「目的」と「解決の手段」を一致させなければ、浮気調査が中途半端な内容になってしまう可能性があるからです。
例えば空腹時には食事を用意するものですが、「カロリーを気にせずに、お腹いっぱい食べたい」場合と「カロリーを抑えた食事にしたい」場合では、同じ「食事を用意する」という手段において適した食事の内容が大きく異なります。
浮気調査においても同じことであり、浮気調査を実施する目的を明確にしておかないと調査内容にも影響するのです。
細かい部分はケースバイケースですが、例えば「離婚したい」「夫婦関係を修復したい」と、浮気問題を浮気調査によって解決に導きたい場合には何らかの目的があるはずなので、それを明確にしておきましょう。
また、探偵社に浮気調査を依頼する場合にはその目的を話して認識を共有する必要があるので、人に話せる内容として気持ちをまとめておくことも重要です。
探偵社の立場からすれば、浮気が発覚したときに起こすアクションは重要であり、場合によっては高度な法律の知識など専門家との連携が必要になるケースもあります。
そのため、離婚や慰謝料請求など、裁判に発展する可能性がある目的で浮気調査を依頼する場合には目的を明確にして、その目的に応じた調査を進める必要があるのです。
目的がないまま浮気調査をすると後で困ります
浮気調査の目的を明確にしないまま調査開始してしまうと、最も困るのは「浮気調査の依頼人側」なのです。
例えば「パートナーが浮気しているかどうか知りたいだけ」であれば、その証拠となる写真などのデータをいくつか確保すれば目的を達成できるでしょう。
一方で「浮気相手からしっかりと慰謝料請求したい」という場合であれば、浮気の証拠だけでなく浮気相手の素性についても調べる必要があり、支払い能力の有無などを含めて浮気相手の情報を探らなければなりません。
離婚請求や慰謝料請求など、浮気調査の結果として求める内容が積極的・具体的であるほど、浮気調査に求められる内容も本格化・複雑化します。
逆に、浮気の有無だけを知りたいという場合(離婚や慰謝料などは考えていない場合)であれば、最低限の調査で済むので調査費用も抑えられるでしょう。
これを、逆のパターンで考えてみてください。
調査後に慰謝料請求を考えているのに最低限の浮気の証拠だけ確保したとしても不十分ですし、浮気の有無だけ知りたかったのに浮気相手の素性まで詳しく調べられると調査費用がかさんでしまいます。
このように、目的を明確にせずに浮気調査を依頼すると、調査結果に過不足が発生するリスクを残すことになるのです。
「大は小を兼ねる」といいますが、考えうる最大限の調査を依頼して不要な証拠まで確保されてしまえば、特に本人に支払い能力が乏しい専業主婦などについては予算オーバーとなってしまうでしょう。
もちろん、依頼を受ける探偵側としても依頼人が最大限納得できる結果をもたらしたいと思っているでしょうが、そのためには「どの程度まで突っ込んだ調査を必要とするのか?」の度合いを明確にするための浮気調査の目的を把握する必要があるのです。
浮気調査をする人に多い4つの目的
次に、浮気調査を依頼する人の、良く見られる目的を4つのパターンに大別して解説します。
目的その①離婚をしたい
1つ目は「離婚したい」パターンです。
浮気や不倫は一般的に「婚姻関係を破綻させる要因」として認識されており(法律における「離婚事由」は「不倫」である必要がありますが)、要するにパートナーに対する裏切り行為となります。
裏切られた(浮気・不倫された)側にとっては許しがたいと考えるケースも珍しくありません。
そうなると、婚姻関係を解消し、あらたな人生をスタートさせたいと思ってもおかしくないでしょう。
さて、浮気や不倫を理由として離婚したい場合においては、言い逃れできないような明白な証拠が必要です。
なぜなら、証拠の明白性が高いほど浮気や不倫の事実を認めて離婚に応じてもらえる可能性が高くなりますし(協議離婚)、そうでなければ「調停」または「裁判」に発展するので裁判で認められるような証拠力の高い証拠が必要になります。
確実に離婚したいと考えているのであれば、協議離婚に失敗したケース、つまり離婚調停または離婚裁判に発展した場合のリスクについて考えなければなりません。
裁判における「離婚が認められる証拠」とは、「一般的に『この人は浮気・不倫している』とわかるような証拠」と、必ずしも一致するわけではありません。
浮気調査のプロである探偵は、その点も理解したうえで、いわゆる「裁判でも使える証拠」を確保してくれます。
なお、浮気・不倫の証拠を確保してもらえた時点で勝利を確信する人も多いでしょうが、確実に離婚を成立させるためには我慢も必要です。
「浮気・不倫の証拠をつかんでいる」という状況を把握すると、その反論のための準備期間を与えることになってしまいます。
離婚協議や離婚調停、離婚裁判において反論の余地を与えないことが、スムーズな離婚成立に必要な条件なのです。
目的その②離婚をしたくない
2つ目の理由は、1つ目とは逆に「離婚したくない」というパターンです。
浮気・不倫は明らかな「パートナに対する裏切り行為」ではありますが、それでもパートナーと離婚したくないと考えることは決して珍しいことではありません。
その理由は人それぞれではありますが、いずれにしても離婚したくないという目的がある場合においても浮気・不倫の証拠は有利な材料になります。
その理由は「有責配偶者の側からの離婚請求は基本的に認められない」という裁判におけるルールがあるからです(有責配偶者=不倫など、夫婦関係を破綻させる原因を作った側)。
例えば不倫した夫が妻に対して「離婚したい」と裁判で争うことになり、これを裁判所が認めてしまうと裁判所は「配偶者を裏切り、捨てようとする行為を認める」ことになるため、多くの場合は有責配偶者側からの離婚請求は認められないとされています。
つまり、浮気・不倫の証拠を浮気調査で確保することは、パートナーを有責配偶者であると法的に認めさせることにより、相手からの離婚請求を却下させることで離婚せずに済むということです。
ただし例外もあり、すでに夫婦関係が破綻していると認められる場合などについては有責配偶者側からの離婚請求が認められた判例もあります。
目的その③復縁したい
3つ目の理由は、2つ目の理由と似ていますが「復縁したい」というパターンです。
パートナーの浮気行為をやめさせ、夫婦関係を修復したいという場合にも、浮気調査で手に入る証拠が役に立ちます。
夫婦関係を修復したい場合には、まず「パートナーに浮気をやめさせる」ところからスタートしますが、そのためには「パートナーに浮気の事実を認めさせる」ことが必要です。
何をもってして浮気の事実を認めるかといえば、言い逃れできないような浮気の証拠を突き付けることが有効な手段となります。
次に「反省を促す」ことや「事の重大さに気づかせる」ことが必要になりますが、これもやはり浮気の証拠を確保していることが大きなアドバンテージとなるのです。
「浮気の証拠をつかんでいる」ということは、浮気をしたパートナーは「自分に不利な土俵である」ということ、つまり相手(浮気された側・証拠をつかんでいる側)の思う通りの土俵であると思わせることができます。
「離婚請求することも可能である」という、焦りや後悔の感情をパートナーに持たせることは、浮気したことを反省させる大きな原動力となるでしょう。
目的その④慰謝料請求をしたい
4つ目の理由は「慰謝料請求したい」というパターンです。
特に離婚を考えている場合には、浮気した側が収入を担っている場合(こちら側が専業主婦の場合など)だと、先立つもの、つまり「お金」の話は死活問題となります。
一般的に、浮気した側に対して慰謝料の支払いを要求することができますが、実際に払ってもらえるかどうかは「浮気・不倫の証拠の有無およびその質の高さ」が問われるのです。
特に裁判に発展する場合だと、慰謝料請求が認められるためには「裁判で有効な証拠」が必要であり、一般的に「この人は浮気している」とわかるような証拠でも裁判での証拠能力が認められないケースもあります。
浮気調査することで、慰謝料請求問題において有利になる武器を手にすることができるのです。
なお、浮気問題における慰謝料請求は離婚の有無に限らず請求は可能ですが、離婚する場合のほうが高額な請求が認められる傾向にあります。
その他にも、「できるだけ高額な慰謝料を請求したい」「浮気相手だけに慰謝料を支払ってほしい」など、浮気問題における慰謝料請求はさまざまな希望・要求があるでしょう。
そのため、慰謝料問題に強い専門家に相談し、助力を得ることで慰謝料問題を少しでも希望通りの結末に導いてもらうことをおすすめします。
【浮気調査を探偵に依頼した目的は?】探偵社を利用した人の声
では、実際に探偵社に浮気調査を依頼したことがある人の話についていくつか紹介したいと思います。
慰謝料請求が目的
探偵社に浮気調査をお願いした理由は、浮気した夫とその浮気相手から慰謝料を請求するためです。
浮気した夫には、すでに長年連れ添った愛情は残っていません。
探偵社に浮気調査を依頼したのは、ひとえに「有利な条件で離婚を成立させるため」でした。
探偵さんには「馬鹿な夫から、しっかりと慰謝料を搾り取れるような証拠をつかんでください!」と、涙ながらに訴えたことは忘れられません。
もちろん、浮気相手の女性のことも許すことはできませんでしたから、しっかりと制裁を加えるための証拠集めをしてもらうこともお願いしました。
離婚が目的
探偵社に浮気調査を依頼した目的は「浮気した夫と離婚するため」です。
今後の基本的な方向性は「離婚する」ことで決めていましたが、調査後すぐに行動に移すことは考えていませんでした。
なぜなら、まだ子供が高校生で、せめて大学に進学できるまでは今の家庭関係をなんとか継続していこうと考えていたからです。
探偵社に浮気調査を依頼したのは、子供が高校を卒業できる数年後に離婚する際に少しでも有利な条件で離婚を成立させるための、いわば「保険」のようなものとして証拠を集めてもらうためでした。
特に最近になって頻繁に浮気相手と会っているようなので、証拠を集めやすいと思ったことも理由としては大きいです。
離婚したくないという目的
探偵社に浮気調査を依頼したのは、「離婚したいと言い出した妻の要求を拒否するため」でした。
ある日、急に「離婚したい」と妻が言い出して、理由として思い浮かんだのが、とある男性の存在だったのです。
妻の携帯電話を見た時に、知らない男性の名義で電話がかかってきて、最初は「知り合いかな?」と思いましたが、今となっては浮気のために電話をかけてきたのだと納得しました。
仮に妻が浮気しているとしても、離婚したくはありませんでした。
離婚請求を拒否するためには「相手が浮気している証拠を持っていた方が有利になる」と聞いたので、探偵に妻の浮気の証拠を集めてもらうことにしました。
復縁が目的
探偵社に浮気調査を依頼した目的は「復縁するため」です。
浮気している夫との関係を修復するために、まず知人に相談して、その結果として探偵社に浮気調査をお願いすることにしました。
間違いなく夫は浮気していると思っていましたが、ひょっとしたら自分の思い違いかもしれないと悩むようになってしまったのです。
このままでは夫婦関係はギクシャクしてしまい、浮気について問い詰めたりケンカしたりする未来が思い浮かんでしまったので、浮気問題についてハッキリさせることが必要だと感じました。
浮気しているかどうか真実を知り、もし浮気しているのであればやめさせて夫婦関係を元に戻したい、そのためにもしっかりと調査してもらうために探偵社に浮気調査を依頼するに至ったのです。
浮気調査の前に探偵社の無料相談などを利用してみよう
浮気調査の必要性が出てきたら、早目に探偵社の「無料相談」を利用することをおすすめします。
目的が何であれ、パートナーが浮気している可能性を疑うようになってしまったら、探偵社に浮気調査を依頼することが必要です。
しかしながら、浮気調査には何十万円またはそれ以上の費用がかかるものですから、そう気軽な気持ちで浮気調査を依頼することはできないでしょう。
加えて、パートナーの浮気を疑ってしまったら平常心を保つことは難しいでしょうから、正常な判断力を維持することも難しくなるケースが多くなります。
最悪のケースでは、慰謝料請求できるような事例において感情的になってしまい、まともに慰謝料を請求できないまま離婚してしまう、あるいはもっとひどい状況になってしまうことも考えられるのです。
そうならないためには、冷静な判断力を取り戻し、今後の対応をしっかりと決めてそれに則った行動を起こす必要があります。
そこで役に立つのが、探偵社の無料相談です。
多くの探偵社では依頼前の相談を無料で請け負っており、依頼する際の費用や調査方法などの情報提供から、夫婦関係に関する悩み相談まで、浮気問題に関する幅広い相談を利用できます。
探偵社で相談することによって「気持ちを落ち着かせることができる」「希望する結果のためにはどんなことが必要になるのか教えてもらえる」「費用や調査方法などの不安や疑問を解消できる」というメリットがあるのです。
無料相談は、まずはメールや電話で自宅などから連絡して相談し、本格的に依頼しようと思うのであれば次の段階として探偵社の事務所やどこかの店舗で対面形式で相談する段階に入ります。
多くの場合は次の段階「見積もり」までのプロセスを無料で請け負ってくれるので、悩みを聞いてほしいなど気軽な気持でも良いと思いますので、まずは信頼できそうな探偵社を探して連絡手段を確保してください。
目的がハッキリしているとスムーズに浮気問題が解決します
浮気調査を依頼するにあたっては、まずは「浮気問題をどのように解決したいのか?」という、調査の目的を明確にして探偵社と認識を共有する必要があります。
目的を明確にして共有できなければ、最善の手段で浮気調査してもらうことが難しくなり、調査内容や費用に過不足が生まれてしまうでしょう。
どのような結果を望むにしても、探偵社がつかんでくれる浮気の証拠がなければ希望する結末を迎えることは難しいです。
浮気調査を依頼する際の探偵社選びは非常に重要で、悪い探偵社を利用してしまうと高額な料金が請求されて証拠も掴めない…などの最悪のケースも考えられます!
そこで現在探偵事務所で日々浮気調査をおこなっている私が中堅~大手まで36の探偵社を徹底的に比較しておすすめの探偵社を選びましたので参考にしてみてください!